To Ship Someone

宋言柒は、とある小説の“推しカップル”をこよなく愛し、二次創作を楽しむ新人映像プランナー。ある日、新規事業の第一歩として小説の映像化に向けて作家との交渉を命じられた。早速、作家の記術を訪ねるが......。

小説の世界から戻った言柒は、翌日改めて記術を訪ねるが、版権売買の話は受け入れてもらえない。そんな折、原作がバッドエンドになりそうだと知った言柒は、同人小説の中では推しカップルを守ろうと更新を始める。

ゴシップ記者の存在を思い出した言柒は、推しカップルを守るために立ち回る。その後、兪楽と孫希恬の元へ向かうと、紀社長が希恬を引き抜いて葉熙寧のダンス講師にすると言い出す。当然、認められない言柒は......。

言柒同様に小説の世界へ入り込んでしまった紀述。しかし、言柒は本人だとは気付かずに、小説の登場人物・紀社長として接していた。紀述は、なぜか聞こえる言柒の心の声を頼りに、現実世界へ戻る方法を探り始める。

秘書に任命された言柒は役目を外されようと手を尽くすが、紀述は当然妨害する。ある時、兪楽と熙寧のデートシーンを思い出した言柒は、こっそり会社を抜け出す。ところが、デート現場で紀社長に見つかり......?

小説を書き換えられたくない紀述(紀社長)に邪魔されてばかりの言柒。一方、妹の紀霏が誕生会の準備をしているのを見た紀述は血相を変えて家を飛び出す。その後、偶然会った言柒と誕生祝いをすることになるが......。