36,000 Seconds in a Day
Episode 1
S1 E1:
私立桐乃学園に通う高校2年生の仲良し4人組・仁科、葵、シロ、マヤは自ら「無形文化遺産代行保存部」(=通称・ムダ部)なる部活動を立ち上げ…。 「人は夕日に向かってどこまで走れるか」「一番ケンカが強そうな平仮名選手権」などくだらない検証を真面目に行ってはSNSにアップする毎日! 周囲からは「イケメンの無駄遣い!?」と呼ばれながらも当の本人たちは無駄口ばかり叩きながら過ごす生活こそ「青春」と信じ充実した学生生活を過ごしていた。 この日も部室に集まった4人は無駄口ばかり。仁科が大好きな少女漫画について熱く語り始めれば、シロはお菓子ばかり食べている。 そんな中マヤが買ってきた高級食パンに目を付けた葵が…。 「少女漫画、食パン…それだ!!!」 こうして葵のひらめきによって、この日の部活テーマは『食パンをくわえて走って、誰かにぶつかれば、恋に落ちるのか…』という少女漫画あるあるの検証に決定!舞い上がる無駄部メンバーだったが…。 少女漫画をこよなく愛する仁科だけは、リアリティがないと否定した上に、「時間のムダだろ。恋なんか」と、部室から一人出ていってしまう。 仁科が恋に臆病な理由― それは中学時代の、ある経験がトラウマにあるようで…。 果たして食パンと恋の検証は!? そして彼らに運命的な出会いは訪れるのか!?